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ねえ、どうして・・・から始まるこのフレーズ。なんとも切ない気持ちで一杯になる。ドラマの中で何気なく耳にしてメロディーに酔いしれていたのを覚えている。あれから数年経った今、まだこうして、この歌を口にする。そして、カラオケで歌うにはあまりに切なすぎて、遠慮してしまう。
どうして涙が出るのかを真剣に考えていると、過去の自分の色々な恋愛物語を思い出したりする。好きな人に好きだと言えない。愛している人に愛してると言えない。そんな切ない気持ちに覆われて本当の自分が闇の中へと進んでいく。振り返っても戻ってこない時間の中に、彼に伝えたかった言葉だけが、まだ私の心の中に存在していることに気付いた。
ある日突然、最近の事ですが、またこの歌を口にしていた。すると、好きなのに好きだと言えない相手が私の記憶の中から蘇った。目を閉じて、想像の中だけでも、その人に好きだという気持ちを今更ながら伝えようとしたら、涙がぽろぽろと零れ落ちてきた。そう、どうして涙が出るのか・・・。それは、相手が私を思う気持ちより、私が相手を思う気持ちの方が大きいから。それが分かっているから。”好き”の気持ちの重さが相手と同じ位なら、簡単に言える言葉なのにね。
恋をすると、大きく自分の行く道を変えてしまう小網でした。
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